鎌倉に古くから生息する狸は、先生の居宅の裏山にも姿を見せる。梟(ふくろう)や青葉木菟(おばずく)も独特な鳴き声で古都の夜を彩る。こうした環境も先生の非人称存在の俳句への傾斜に一役買っているのではないだろうか。