川柳、短歌と俳諧の違い
だから「夢」句会は俳諧を選択する 川柳と俳句は共に五七五の十七文字の文学だが、決定的違いは俳句には季語を入れなければならないという決まりがあることだ。つまり、それだけ俳句では使える語句が少なくなり、自分の言いたいことを […]
妻の業 - 前田 吐実男と奥様
先生の俳句を語るとき、保子婦人の存在は不可欠である。 新婚時代から熟年期・老年期そして婦人の亡き後の今に至る時々の句には、誰もが必ず感じるであろう夫婦の情愛とほろ苦さが垣間見えてくる。
アンニュイと反骨 - 前田 吐実男の反骨俳句
先生を通徹するニヒリズムは行政・事業者・隣人・・・様々な場面で炸裂する。一市民としての矜持を人一番持ちつつ、人・モノ・全てに思いやりの目を向ける生き方は皮肉にも反骨俳句を生み出す原動力になっている。
生と死 - 前田 吐実男と病気
癌発症を契機に自らの闘病を赤裸々に告白する句が増えた。あえて駄洒落を取り混ぜての句づくりは、とかく暗く湿っぽくなるこの種の俳句の立ち位置を変え自ら新境地を切り開く気概がある。
人間・吐実男 - 前田 吐実男の人間力
人とのコミュニケーションをこよなく愛する先生は、モノ・自然などアニミズムにも深い関心を示している。そしてそれらのモ全てが先生の俳句の主語として活写されるのである。睾丸だろうと嚔(くしゃみ)だろうと容赦なく主役として登場 […]
その瞬間 - 前田 吐実男の切り取り力
先生の俳句の特徴の一つは、日常の中で起きる一コマをユーモアあふれる言葉で切り取った手法にある。そこには観念を具体的な情景にしっかり置きかえる力強さが有る。
猫博士 - 前田 吐実男と猫
猫好きな先生は、様々な猫の生き様、暮らし様を日々精密に観察、研究しており、まさに俳句はその発表の舞台である。そして、しばしばそれは客観を超え自らが猫としての目を持って語るようになってしまう。いや、もともと猫が先生の姿を […]
鎌倉に棲む仲間たち - 前田 吐実男と狸
鎌倉に古くから生息する狸は、先生の居宅の裏山にも姿を見せる。梟(ふくろう)や青葉木菟(おばずく)も独特な鳴き声で古都の夜を彩る。こうした環境も先生の非人称存在の俳句への傾斜に一役買っているのではないだろうか。
鎌倉を詠む - 前田 吐実男と鎌倉
鎌倉を舞台に俳句を詠む場合の作者の立ち位置を抜本的に変えたのが前田俳句である。写実や概念的な感情を封印し、人としての本質的な観念を絞り出し、さらには人とモノが一台となることで起きる不思議の感覚を甦らせている。 実は、この […]
